薬用アロエの7つの種類

日本では古くから栽培されてきたのは、キダチアロエで、民間薬として長く利用されてきました。
最近になって、化粧品、健康食品としての利用の目的で、アロエベラもアメリカから移植され、栽培されるようになりました。

 

医薬品としては、アロエ・アフリカーナや、アロエ・フェロクス、アロエ・バルバデンシスなどの葉汁を煮詰めた樹脂状エキスが、用いられています。
ここで薬用に使われる植物アロエに就いて、少し解説します。

 

キダチアロエ(アロエ・アルボレッセンス)

 

日本でもっともポピュラーな品種で、その名のとおり木立ち性で、比較的寒さに強く、冬から早春にかけて、?橙色の筒状の花をつけます。
原産地は東南アメリカで、日本では鹿児島県南部、長崎県の西彼杵半島、南伊豆などで栽培されています。

 

アロエ・ベラ(アロエ・バルバデンシス)

 

北アフリカ、アラビア、アメリカ南部、中南米、西インド諸島、カナリア諸島、マディラ諸島、インドなどに広く分布している品種です。
アロエベラの名は、ラテン語で「ほんとうのアロエ」を意味します。

 

生産地の名をとってキュラソーアロエと呼ばれることもあります。
肉厚の葉が根元から何枚も分岐し、その長さは2mにも達します。

 

寒さに弱いと言われていましたが、それほどでもなく日本でも栽培されることになりました。

 

アロエ・フェロクス

 

「フェロクス」は「恐ろしい」という意味があり、高さ3~6mにもなるため、見るからに逞しく大型種です。

 

主に、南アメリカのケープ州からオレンジ自由州にかけて分布しています。
ケープアロエの原種の一つで、薬用のほか、ジャムの原料としても利用されます。

 

成株は、トゲが比較的少なく、葉は赤褐色がかった緑色を呈しています。

 

アロエ・アフリカーナ

 

葉背にトゲはなく、黄または黄橙色の花をつけ、アロエ・アルボレッセンスとアロエ・フェロクスの中間的な形態をしており、2~5本の木立ちする特長をもっています。

 

南アフリカの東カルーからトランスパールにかけて広く分布しています。

 

アロエ・ベリー

 

通称ソコトラアロエと呼ばれるもので、東アフリカ・ソマリア沖のソコトラ島が原産地です。
紀元前4世紀の頃マケドニアのアレクサンドロス大王が東方遠征の前、兵士の傷の手当のためこの島からアロエを入手し、栽培を始めてから、アラビア半島、西南アジア、地中海沿岸一帯に、このアロエが広まりました。

 

アロエ・プリカテイリス

 

南アフリカ各地に分布し、白ぽい淡緑色の葉が扇型に並び、トゲがまったくないのを特徴とします。
高さは4~5mの木立性の巨大種で、春に紅色の花を咲かせます。

 

アロエ・サポナリア

 

葉に傷をつけると、そこから泡状の液を出すので、通称シャボンアロエと呼ばれています。
主として、ハワイ諸島に分布する古くから薬用に用いられてきた中型種です。

 

そして、薬用以外に観賞用として栽培されるアロエとなると日本だけで、170~180種ぐらいあります。

 

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